ANSOROL（アンソロール）
●ANSOROLとは
ANSOROL®（一般名：1,5-アンヒドログルシトール）は、天然に広く存在する希少糖の一種です。
ANSOROLは生体内にも存在しており、主に食事から摂取され、一定量が体内にプールされています。また、加齢により体内量が減少することが知られています。
当社の長年の研究から、ANSOROLのコラーゲン増加作用、ヒアルロン酸増加作用、優れた保湿効果、べたつかない使用感などの特性が明らかとなりました。
しかしながら、ANSOROLは天然に僅かにしか存在しない希少な成分です。そこで当社は化学合成によるANSOROLの生産方法を開発しました。
●in vitro 試験
コラーゲン増加作用1)
コラーゲンは皮膚や血管、靭帯、健などを構成しているタンパク質です。体内のたんぱく質の約30%をコラーゲンが占めており、そのうち約40%は皮膚に存在します。特に真皮は約7割がコラーゲンで構成されており、表皮を支えてシワやハリの改善に寄与しています。
ヒト線維芽細胞を用いた24時間の培養試験において、ANSOROLを0.03%および0.06%添加することで、コラーゲン量がそれぞれ1.1倍、1.2倍に増加することが確認されました。
ヒアルロン酸増加作用
ヒアルロン酸は皮膚や目、関節、脳などのいたるところに存在しており、その半分は皮膚に存在しています。また、皮膚の中でも特に真皮に多く存在します。ヒアルロン酸は僅か1gで6Lの水分を保持することが知られている様に、水分を保持して真皮の弾力性を高め、シワの改善に寄与します。
ヒト線維芽細胞を用いた24時間の培養試験において、ANSOROLを0.03%添加することで、ヒアルロン酸合成酵素遺伝子（HAS1）の発現量が1.25倍に増加することが確認されました。
●in vivo 試験
保湿持続性
0.5%ANSOROL水溶液および0.5%ヒアルロン酸Na水溶液を塗布し、一定時間経過後に塗布部の水分量を測定したところ、ANSOROLを塗布した部位で塗布1時間後に高い水分値が確認されました。
また、塗布から8時間が経過した後でも塗布前より高い水分値が確認されました。
また、塗布から8時間が経過した後でも塗布前より高い水分値が確認されました。
0.5%ANSOROL水溶液塗布部
0.5%ヒアルロン酸Na水溶液塗布部
●製品情報
| 製品名 | ： | ANSOROL® |
| 化学名 | ： | 1,5-アンヒドログルシトール |
| INCI名 | ： | Anhydroglucitol |
| 成分表示名称 | ： | 無水ソルビトール |
| 包装量 | ： | 100g、1kg |
●参考文献
1）「1,5-ANHYDRO-D-GLUCITOL-CONTAINING COLLAGEN PRODUCTION ACCELERATOR」
EP2990035 (France, Italy).
CN105120861 (China).
JP6045688 (Japan).
EP2990035 (France, Italy).
CN105120861 (China).
JP6045688 (Japan).
