RoseCure LB
●CTGとは
CTG(一般名:シトロネリルグルコシド)はブドウ、バラ、パッションフルーツなどに含まれる希少な天然成分であり、グルコースとシトロネロールを構成単位とする配糖体です。
CTGの表皮ヒアルロン酸増加作用やフィラグリン増加作用により、肌本来の機能を高めることで皮膚バリア機能を改善し、シワや毛穴改善等の効果が期待できます。さらにCTGはニキビの原因菌であるアクネ菌や、アトピー性皮膚炎の増悪因子の一つである黄色ブドウ球菌に対して抗菌作用を示します。CTGは低分子で且つ両親媒性を有することから、皮膚への浸透性が高いことが予想されます。
植物に含まれるCTGは非常に微量であることから、私たちは植物からの抽出・精製ではなく、化学合成によってCTGを生産しています。
RoseCure LBは、CTGを1%配合した液体製品です。
●in vitro 試験
真皮のヒアルロン酸は肌のシワやハリ、弾力を保つ物質として有名ですが、実は表皮でもヒアルロン酸は作られています。
表皮ヒアルロン酸は表皮細胞の隙間に存在し、水分を保持するだけでなく、細胞がその形状を保つためのスペースを維持したりしています。表皮ヒアルロン酸の減少は、細胞の消失や菲薄化を引き起こすことがわかっています。
ヒト由来表皮角化細胞にCTGを添加し、RT-PCR法による遺伝子解析を行ったところ、表皮ヒアルロン酸合成酵素遺伝子(HAS3)の発現量が3倍に増加することが確認されました。
フィラグリンは天然保湿因子の原料であり、その量は肌のバリア機能に大きな影響を与えます。
ヒト由来表皮角化細胞にCTGを添加し、RT-PCR法による遺伝子解析を行ったところ、フィラグリン遺伝子(FLG)の発現量が1.5倍に増加することが確認されました。
・抗菌作用1)
●in vivo 試験
- 角層水分量の増加
- 経表皮水分蒸散量
の減少 - 毛穴の改善
- シワの改善
- キメの改善
- 肌の赤み・炎症
の改善
「新規効能取得のための抗シワ製品評価ガイドライン」に従った試験において有意な結果が得られました。
●製品情報
製品名 | : | RoseCure LB |
組成 | : | シトロネリルグルコシド(1.0%)、水(68.6%)、BG(30.0%) ※含有量1%未満は省略 |
包装量 | : | 500g |
有用成分 | ||
成分表示名称 | : | シトロネリルグルコシド |
INCI名 | : | Citronellyl Glucoside |